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「みんなが主役」の地域祭!福井・勝山左義長まつりがすごい

昨日初めて、奥越に春を呼ぶ奇祭と言われている福井県勝山市の「勝山左義長まつり」に行ってみました。

 

本当に「心浮き立つ」といった感じで、太鼓、笛、三味線などのおはやしが軽快なテンポで絶えず鳴り響き、日常を忘れて楽しい気分になれる素敵なお祭りでした。

 

↓↓↓撮影した実際の様子

 


勝山左義長まつり2017

 

 

 

このお祭りの特にすごいなと思ったところは、地域内の12地区がそれぞれ自分たちのやぐらをもち、自分たちの地区で演舞や露店などの催し物をしているところです。

 

つまり、12地区それぞれにそれぞれのメインステージ・見どころがあり、観客側からすれば祭り全体を見ようとするとひたすら全部回るしかありません。

 

これ、観光客側からすれば一見不便なのです、これら12地区も一見するとどれも同じような感じです。私も最初マップを手にしたときに「とりあえずどこに行けば良いのか」ということがわからず悩みました(笑)

 

しかし、回ってみるとそれぞれの地区の演舞が(多分)若干違っていたり、露店などの内容も違い、各地区の個性が出ている感じで想像以上におもしろかったです。

 

↓↓↓こんなやぐらが12基も、各地区にそびえ立ちそれぞれの地区の催しが行われているわけです!

 

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ちなみに私は、少し歩くとまた次の地区のお囃子の音が聞こえてくるので結果的についつい10地区ほどは回ってしまいました。(それぞれの地区は歩いて回れる距離感)

 

そしてついついたこ焼きやらなんやらの買い食いをし、射的などの縁日などをやってしまい、合計出費はかなりの額になっていた気がします(笑)

 

↓↓↓買い食いした焼き魚「アマゴ」(サケと同類らしい。昨日まで勝山で泳いでいたものらしく、絶品でした。)

 

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通常「イベントごと」というと、「ここがメイン」みたいな場所がある場合が多いと思います。「とりあえずここを押さえればOK」みたいなポイントがあり、そこを中心にイベント自体のPRがなされていたりと。

 

しかし勝山左義長まつりにはそういったものがなく、全地区が主役でみんながみんな自分たちで盛り上がろう!楽しもう!といった感じになっているのがすごいなと思いました。

 

ちなみに勝山左義長の演舞自体、舞台中心で太鼓を叩きながらおどる中心人物が代る代る入れ替わっていく様子からも同じように「みんなが主役」的な精神を感じとれます。

 

 

↓↓↓やぐらの中心の太鼓を叩いている人がどんどん入れ替わっていきます。

 

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この「みんなが主役」的な発想は、純粋に素敵ですが、簡単なようでなかなか難しかったりすることだと思います。イベントごとだとなおさら、来場者にとってわかりやすいもの、来場者が苦なくニーズを満たせる構造を求めがちですしね。

 

 

しかし「まつり」は本来、外からの来場者のためのものではなく、その地域の人たちのためのものであり、感謝や祈りのための儀式であるわけなので、それを無理に外部の人たち向けに変える必要はありませんよね。

 

その地域の人たちみんなが主役になって、自分たちのための儀式を滞りなく終わらせ酒や馳走を楽しみ自己満足できるようなハレの場であることの方が大切ですよね。

 

そして「ここがメイン!」ではなくて各地区それぞれが主役となって盛り上げているというのは、表面上だけでない地域の底力としてすごく大事なことなのではないかと思いました。

 

別に今の勝山左義長まつりの方々がその点を明確に意識してやっているわけではなく純粋に300年以上も昔から受け継がれている形を守り続けているだけなのだと思いますし、日本の、或いは世界の他のおまつりもよく見ればそのような精神なのだと思いますが、個人的にはこのおまつりがそんなことを考えるきっかけになりました。

 

自分自身も地域のための活動を考えるにあたって、このような精神を忘れずにやっていこうと思います。

 

 

↓↓↓勝山左義長まつりの公式解説動画

 


奇祭 勝山左義長まつり

 

 

余談ですが、勝山左義長の演舞を見てかつて少しだけ祭りのおどりをやっていた自分の血が騒ぎ、本気でこの演舞になんとか参加させてもらえないかなと思いました…(この地区の市民じゃないとダメなのかな…鯖江からなら練習通えるよな…)

 

 

 

勝山左義長まつりHP

www.city.katsuyama.fukui.jp